みそら会の設立理念、保育理念に基づき、一人ひとりの子どもたちをこんな子どもたちに育てたい、それが必ず将来の生きる力の助けになると信じて保育目標を決めました。
「遊び」を通して、何事にも意欲的に取り組む子どもたちです。
●いきいきと遊ぶ子
体が元気であっても情緒が安定していないといきいきと活動することはできません。また、乳幼児期は人間としての成長を支える根っこ」の部分にあたります。健康的でのびのびと活動するために保育士や友達との間に信頼関係を築く
●思いやりのある子
他の人々や動植物と親しみ、支え合って生活する中で、人権を大切にする心を育て、自主、協調の態度を養い、道徳性の芽生えを培う
●環境に働きかける子
周囲の様々な環境に好奇心や探究心を持って関わり、それらを生活に取り入れていこうとする力を養う。
●自分の気持ちや考えを伝えられる子
経験したことや考えた事を自分なりの言葉で表現し、相手の話を聞こうとする意欲や態度を育て、言葉に対する感覚や言葉で表現する力を養う。
●創りだす子
感じたことや考えたことを自分なりに言語、音楽、絵画、造形など表現することを通して、豊かな感性や表現する力を養い、創造性を豊かにする。
●感謝する子
自然環境や生活の中で調和のとれた感謝生活ができる子。「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言えるようにする。
みそらこども園の保育目標を達成するために私達職員がどんな目的で保育していくのか、子どもたちと関わっていくのかという三本の大きな柱です。
■子どもひとりひとりの主体性を大切にする
園生活という集団の中にあってもひとりひとり家庭環境も生活リズムもは性格ももちろん発達のスピードも異なります。私たちは一人ひとりのスピードに歩を合わせ、丁寧に育ちを見守ります。
人から指図されて動くことができる子どもではなく、自ら考え、自ら行動できる主体的な子どもに育てていくことによりコミュニケーション能力や問題解決能力が身についてきます。私たちは私たちや子ども集団という人的環境、遊具やおもちゃ室内の物的環境を整え、こどもたちの力を信じて主体的に動くその時を待ちます。
■異年齢の子どもとの関わりの中でお互いに育ち合う
核家族化や少子化が進み地域や家庭では子ども集団が作れなくなってしまいました。園生活を通して大きい子どもたちが小さい子どもたちにいたわりや、思いやりの気持ちで優しく接したり、小さい子のお手本となってくれることで自信を持ってきます。また、小さ子はあこがれの気持ちを抱いたり、していることを真似したりしてやってみたい、やってみようということが増えていきます。同年齢集団で育つ力と異年齢集団で育つ力の両方を遊びや生活の中で育てていきます。
小さい時に優しくしてもらったり、可愛がってもらったりした経験がたくさんある子ほど大きくなった時に優しくできる子どもに育ちます。
■食を営む力を育てる
生きることの基本は食べる事です。
保護者の方に協力していただいて9時までに登園し、子どもたちはお集まりをすませてからお昼までの2時間を、お散歩に行ったり、外で十分に体を動かしたり、室内の好きな遊びのコーナーでお友達と遊んだりして過ごします。これによって子どもたちは空腹感を味わってから食事をすることになります。偏食や少食は先生との関わりやお友達と一緒に食べることで無理強いしなくても少しずつ解決していきます。野菜を育てたり、クッキングをしたり、お当番活動をすることによって食の楽しさや大変さ、命の恵みにも気づいていきます。そして好きな物ばかり食べるのではなく体のことを考えて食を選べる子どもたちに育てていきます。